あなたのビデオコンテンツを適切に保護し、特定の視聴者または地域にアクセスを制限したい場合は、下記手順に従って関連する設定を行なってください。時にビデオコンテンツには価値のある情報、または機微な情報が含まれるため、録画、配布といった著作権侵害行為を行う悪意のあるユーザーからコンテンツを保護しなければなりません。
コンテンツ保護の設定項目は以下のとおりです。
DRMでコンテンツを保護する
BlendVisionではDRM(デジタル著作権管理)によるコンテンツ保護機能を提供しています。DRM機能は、各デバイスから別のデバイス(ディスプレイ)へのデジタルデータ転送中にコンテンツを保護し、画面の撮影、録画、ミラーリングを防止できます。
DRMを有効にするには、ライブイベント新規作成時に「コンテンツ保護」>「暗号化」>「DRM」にて設定してください。
再生デバイスやOSバージョンなど、DRM機能の詳しい情報については、「DRM機能の対応環境」をご参照ください。
コンテンツの公開レベルを管理する
BlendVisionでは、特定の視聴者にのみ限定配信することも可能です。
ライブイベント新規作成時に「コンテンツ保護」>「公開/非公開」にて公開かトークンのいずれかを選択してください。
- 公開(デフォルト):公開を選択するとイベントは一般公開されます。なお、ログインは不要です。
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トークン:特定の視聴者やグループにのみイベントを提供する場合、トークンを選択してください。
トークンには、以下の2つの実装方法があります。
また、デバイス制限数を入力することで、視聴者ごと「シリアルコード(トークン)」にデバイス数を制限(最大値は255)することが可能です。
制限をかけない場合は 0(ゼロ)を入力してください。アクセス可能なデバイス数が無制限になります。
視聴地域を設定する
BlendVisionでは、ユーザーの視聴地域の管理が可能です。 「コンテンツ保護」>「視聴地域」にて、ライブイベントへのアクセスを許可する地域を指定できます。
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全ての国(デフォルト):特に地域を限定する必要のないイベントの場合は、デフォルトから変更する必要はありません。
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視聴地域を制限したい場合は、以下のいずれかの方法で視聴地域を選択できます。
- 全ての国の選択を解除し、許可する国を選択します。
- 全ての国を選択し、禁止する国の選択を解除します。
ウォーターマークを設定する
ウォーターマーク(透かし)を設定することで、著作権を明示したり、コンテンツの海賊版を識別することが可能です。 コンテンツの配信中、常に画面の指定された箇所に設定した画像のウォーターマークが表示されます。
iOSの制限により、iOSデバイスの全画面モードではウォーターマークが適用されません。
ウォーターマークを有効にするには、ライブイベント新規作成時に「コンテンツ保護」>「ウォーターマーク」にて設定してください。
「有効」に設定した後、ウォーターマークのタイプを「画像」または「ユーザー ID(ユニークな識別子)」から選択します。
- 画像:ウォーターマーク画像として設定したい画像を「画像をアップロード」からアップロードします。
ウォーターマーク画像のファイルサイズは 1MB未満で、形式は png、jpg、jpeg、gifのいずれかです。なお、270 x 270pxの画像をアップロードすることをおすすめします。
- ユーザー ID(ユニークな識別子):このオプションは視聴者の IDをウォーターマークとして利用するもので、プライベートイベントでのみ設定可能です。 この設定を利用するには、トークンを要求するAPIと既存のアカウント管理システムが連携していることを確認してください。
「ウォーターマーク位置」のドロップダウンメニューからウォーターマークの表示位置が選択でき、またプレーヤー画面上のプレビューも確認できます。 「ランダム」を選択した場合、ウォーターマークは 30秒ごとに各四方の角をランダムに移動します。
ドメインコントロールを設定する
ドメインコントロールは、検証済みの特定ドメイン上でのみ、配信や埋め込みが有効に機能するよう管理するための機能です。
ドメインコントロールを有効にするには、ライブイベント新規作成時に「コンテンツ保護」>「ドメインコントロール」にて設定してください。
ドメインコントロールを有効にすると、イベントにアクセス許可するドメイン名とドメイン数を設定できます。ドメインリスト上のアイテムは簡単に追加または削除可能です。
なお、ドメインコントロールの最大追加数は100です。
本機能を利用するには、まず BlendVisionが提供するウェブプレーヤーSDKと連携します。ウェブプレーヤーSDKの詳細については「BlendVision for Developers : Web Player SDK (英語)」をご参照ください。 なお、iframeプレーヤーを埋め込むことで、連携の手間なく視聴を許可する方法もあります。