BlendVision AiSKでは、AiSKを介してお客様が登録した独自のデータソースとチャットすることで、そのデータソースに含まれる引用で回答を得る事ができます。また、利用者が正確なキーワードで質問できない場合においてもセマンティック検索機能* を用いて関連性の高い回答を提供します。
* セマンティック検索とは、単純なキーワード一致だけではなく利用者の入力した文字や文章の意図を理解し最適な情報を提供する技術です。
AiSKを利用するには、まず質問に対する応答の引用元となるデータソースを準備し、登録します。次にお客様独自のナレッジベースを作成しデータソースを紐付けしてAiSKに追加する必要があります。AiSKの各種設定方法については以下をご参照ください。
AiSKの追加
- 管理コンソールのサイドメニューから AiSKにアクセスし、「AiSKを追加」をクリックします。
-
「AiSKを作成する」をクリックして、AiSKを作成します。
AiSK名フィールドに任意の名称を入力します。
このフィールドは必須であり、100 文字以下である必要があります。
「AiSKを作成する」をクリックする前に、ナレッジベースの追加やAiSKの詳細情報の設定を行うことができます。 ナレッジベースの追加、管理の詳細についてはナレッジベースの作成をご参照ください。
AiSKの作成前に動作確認エリアをプレビュー可能です。 詳細については動作確認エリアセクションをご参照ください。
各種設定
一般
AiSKが回答する際の言葉使い、応答スタイルを定義します。
- モデル:現時点では「ライト」のみを提供しています。
-
役割:回答を提供するAiSKに個別の役割(立場)を設定できます。
デフォルトは「なし」です。ドロップダウンメニューから 3つの役割と 1 つのカスタムオプションを選択可能です。
役割を選択すると選択した役割の説明が表示されます。
「カスタマイズ」を選択した場合、キャラクター説明は必須となり、ここに独自に定義した役割に基づき、AiSKは回答を生成・提供します。- なし
- 管理者
- サポート
- 要約者
- カスタマイズ
-
創造性:デフォルト値は0.5です。値は0〜1の間で設定可能です。
- 0 は保守的で確定的な回答を提供
- 1 は創造的でランダムな回答を提供
-
応答の長さの設定:回答文の長さ、細かさを設定可能です。
- 簡潔さ
- 中
- 詳細
参照設定
ナレッジベースの選択と引用表示の設定を管理します。
- ナレッジベース選択:
有効にすると、回答を引用するデータソースと紐付けられたナレッジベース一覧から選択可能となり、特定のナレッジベースからのみ回答を引用したい場合などに有効です。
デフォルトはオフです。 - 引用表示:
有効にすると、回答の引用元のサムネイル、タイトル、テキスト、URL、ファイル名等をデータソースから表示します。
参考:提供された回答の正確性を確認したい場合などには有効に、ユーザーに引用元へアクセスさせたくない場合などには無効にします。デフォルトはオフです。
詳細については動作確認エリアセクションをご確認ください。
画面表示
左側の動作確認エリア(チャットボックス)の表示をカスタマイズできます。
「カスタマイズ有効」をONにすると、各種フィールドが有効化され、編集可能になります。
- プロフィール写真:動作確認エリアの左上のアイコン部分に表示されます。
png / jpg / jpeg形式のファイルをアップロード可能です。
- 表示名:デフォルト名称は「AiSK」です。(最大50文字)
- 初回表示メッセージ :メッセージフィールドに表示されるデフォルトメッセージは「こんにちは、質問を入力してください。」です。(最大100文字)
- 入力ボックスの補助メッセージ :質問入力ボックスに表示されるデフォルトメッセージは「メッセージを送信」です。(最大40文字)
- テーマ:ライトかダークを選択できます。
- ユーザーメッセージの背景色:質問入力ボックス内のメッセージの背景色を設定できます。カラーアイコンをクリックして設定したい色を選択するか、HEXカラーコードを直接入力する事で設定できます。
デフォルト色は 「#0E78F4」です。
全ての情報を設定し、「AiSKを作成する」をクリックすると、動作確認エリアに移動します。動作確認エリアでAiSKを編集し、右上の共有ボタンにてAiSKを共有可能です。
AiSK一覧では、作成した全てのAiSKと詳細情報を確認可能です。
AiSK一覧は最終更新日時で降順に表示されます。
AiSK一覧の項目とアイコンは以下のとおりです。
-
項目:
- 名称:設定したAiSK名
- モデル:モデル名(現状はライトのみ)
- 役割:選択した役割
- 最終更新:該当のAiSKを最後に更新した日時
- ステータス:AiSKのステータス。詳細はAiSKステータスセクションをご確認ください。
-
アイコン:
-
- :動作確認エリアに移行
- :該当AiSKを公開
- :該当AiSKを削除
-
コンテンツ保護
ドメインコントロールと利用頻度の制限を有効にできます。
ドメインコントロール
ドメインコントロールを有効にすると、最大100個までの許可されたドメインを追加可能です。
許可されたドメインはいつでも削除可能です。許可されたドメインが6個を超える場合は、下にスクロールしてさらに表示できます。
利用頻度の制限
不正使用の防止やコスト抑制のために、個別のAiSKに利用制限を設定可能です。
-
分単位の制限:有効にすると、指定した時間間隔内で質問回数を制限可能です。 ルールは {M} 分あたり、{N} メッセージです。
- メッセージ:{N}(デフォルト値:5)
- 分:{M}(デフォルト値:1)
-
利用頻度の制限を超えた場合の表示メッセージ :質問回数が制限に達した場合に、ユーザーへ通知するメッセージを設定可能です。
- デフォルトメッセージ:連続メッセージが多すぎます。
- メッセージの長さ:100文字以内
-
詳細設定:有効にすると、選択した識別情報による制限を設定可能です。
IPアドレスまたはデバイスIDを選択して、メッセージ(質問)の送信頻度を制限可能です。
-
1日単位の制限:有効にすると、1 日に受信する最大質問回数を設定可能です。
- 入力フィールドに1日あたりの最大質問回数を入力します。
最大値は9,999です。
- 入力フィールドに1日あたりの最大質問回数を入力します。
質問回数が制限に達すると、サービス再開までのカウントダウンタイマーと以下のメッセージが画面に表示されます。
「本日のサービスは休止しています。明日、またアクセスして下さい。」
1日単位の制限値をリセットすると、カウントダウンタイマーが再計算されます。
AiSKの編集
AiSK一覧で編集したいAiSKをクリックすると各設定の編集が可能です。
編集が完了したら「保存して動作確認エリアに移行」をクリックし設定を保存した後、動作確認エリアに移行します。
動作確認エリア
外観
- AiSK名:AiSKの表示名
- AiSK ID:AiSKのユニークID
- 共有アイコン:AiSKを共有
- 編集ボタン:AiSKを編集
- ロゴ(プロフィール写真):デフォルトはBV(BlendVision)ロゴ
メッセージ
- 言語ボタン:表示言語の切り替え可能
-
メッセージの消去ボタン:質問入力ボックス内に投稿されたメッセージが消去され、新しい会話を開始できます。
消去されたメッセージは復元できません。ご注意ください。 - 質問入力ボックス:質問を入力します。空白のメッセージは許可されません。
- 送信ボタン:このボタンをクリックするかEnterキーを押すことでメッセージを送信可能です。 ユーザーがメッセージを送信すると、メッセージが質問入力ボックスの上部に表示されます。
追加機能
- ナレッジベース選択:有効にすると、チャットボックスにてナレッジベースの選択が可能になり、アイコンが以下の動作確認エリアに表示されます。利用者は必要に応じて、特定のナレッジベースを選択可能です。
- 引用表示:有効にすると、回答の引用元のサムネイル、タイトル、テキスト、URL,ファイル名等をデータソースから表示します。
引用はデータソースのデータにリンクされます。 引用タイプは以下のとおりです。
引用タイプ | 詳細 |
VOD/Video |
ビデオのサムネイル、タイトル及びビデオの長さを表示します。 |
ウェブリンク | ウェブページのサムネイル、タイトル及びURLを表示します。 クリックすると新しいウィンドウでウェブページを開きます。 |
ローカルドライブ |
サムネイル、ファイル名及びファイルタイプ(PDF、doc、docx)を表示します。 |
テーマ
「画面表示」でテーマをライトモードかダークモードに切り替えます。
▼ライトモード
▼ダークモード
AiSKの公開
AiSKの準備が完了したら、AiSK一覧または動作確認エリア上の公開アイコンをクリックしてウェブサイト又はiframeを選択してAiSKを公開します。
- : AiSKを公開する
AiSKの削除
AiSK一覧の削除アイコンをクリックすると該当AiSKを削除可能です。
AiSKを削除すると、進行中のデプロイメント(チャットボットに対する変更処理依頼等)も停止の上で削除されますのでご注意ください。
AiSKステータス
AiSKには3つのステータスがあり、詳細は以下のとおりです。
ステータス | 説明 |
トレーニング中 | ナレッジベースまたはソースをAiSKが学習中です |
準備完了 | AiSKは利用可能な状態です |
失敗 | AiSKの作成に失敗しました |